DHCP の導入



DHCP の概要

DHCPはクライアント・サーバ型のシステムで、DHCPサーバはクライ アントからの要求を受けて、クライアントがネットワークに接続す る際に必要となるホストのコンフィグレーション情報(IPアドレス やネットマスク、ホスト名など)を送ります。DHCPクライアントは 受け取った情報を元にネットワーク・インターフェイスの初期化を 行い、そのネットワークに接続する事ができます。
この時、DHCPサーバとクライアントは原則として同一ネットワーク・ セグメント上になければならないのですが、リレー・エージェント と呼ばれる特別な中継用のサーバを用意する事で、DHCPサーバは異 なるネットワーク・セグメント上のDHCPクライアントに対してもサー ビスを提供する事ができます。


IP アドレスの割当て

DHCP サーバが IPアドレスを割り当てる場合、以下の3通りの割り 当て方があります。


DHCP のインストール

ここでは FreeBSD マシンに Wide プロジェクトで作られている Wide-DHCP をインストールする際の手順を解説します。


環境設定


poolファイルの各フィールドの定義リスト


クライアントの設定

一般に DHCP クライアントを起動するには、/etc/rc.local、 /etc/netstart などの設定ファイル中にある ifconfig を使ったネッ トワークインターフェイスの初期化や routed、gated などの経路 制御用デーモンの起動、route コマンドによる経路情報の追加など に関する記述を全てコメントアウトし、以下のようなスクリプトを /etc/rc.local や /etc/netstart などに記述します。

if [ -f /usr/local/sbin/dhcpc ] ; then
	echo 'starting DHCP client.'
	/usr/local/sbin/dhcpc ep0
fi

ep0 は使用するネットワークインターフェイスの指定です。

FreeBSD で PAO を用いて DHCP のクライアントとして利用する場 合には、/etc/sysconfig(2.2.2-RELEASE 以降では /etc/rc.conf) 内で

pccard_ether="ed0 ep0 fe0 sn0"
ifconfig_common="DHCP"
ifconfig_ed0=$ifconfig_common
ifconfig_ep0=$ifconfig_common
ifconfig_fe0=$ifconfig_common
ifconfig_sn0=$ifconfig_common

と記述し、router などの設定をすべて Disable にします。

と、ここまでやれば後は実際にデーモンを立ち上げて動作確認する だけです。無事クライアントに IP アドレスが割り当てられたら自 由に他のホストとやり取りが出来るでしょう。


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